理事長挨拶

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日頃は、美浜町商工振興会の活動に対し深いご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。

当会は、平成18年4月福井県美浜町において商工業を営む事業者が、当時の経済環境の中、地域一丸となって新たな商工業の発展を目指し、会員の相互扶助の精神に基づき、必要な共同事業をおこない、会員の自主的な経済活動を支援し、地域文化の向上を図ると共に、地域経済の活性化に寄与すべく発足いたしております。

発足から16年の活動期間が過ぎましたが、この間、世界経済は激しく変動する中、国内は一定の経済回復をとげ、引き続き成長に期待を持っておりましたた。しかしながら、2019年末の中国武漢を初めとした、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、日本でも第6波迄の緊急事態宣言等の発令により国民への外出自粛を含む事業の自粛を強いられ、経済は大きな痛手を負い続けております。

このような経済環境の中、国・福井県を挙げて第6波を押さえ込みながら経済を復活させるべく各種対策が進められておりますが、当地においてもその影響は大きく、飲食・宿泊、観光は特に厳しく、今後もワクチン接種を重ねることにより、感染拡大の終息が待たれるところで有ります。

今年度は、レインボーラインのグランドオープンによる集客効果に期待しながら、新レイクセンターの新たな施設整備、道の駅の建設・駅前開発等の事業が地域経済の活性化に寄与すべく、引き続き、地元活用推進事業に取り組んで参ります。又、地元の基幹産業であります原子力産業については、昨年再稼働後、特定重大事故等対処施設の未完成による運転停止中の美浜3号機が本年8月再稼働に向け整備を進めており、本格的な再稼働に向けた準備が着々と進んでおります。又、美浜1号機、2号機についても、順次廃炉計画に基づき、粛々と工事が進んで来ております。

今後とも、これらの事業に地元として引き続き参画し、これからも原子力発電所と共に生きる町として、電力事業者との共存・共栄を図りながら頑張って参ります。 2020年4月設立の三方五湖DMO株式会社も3年目に入りました。地域観光の担い手として、着実に歩みを進めております。

今年は、美浜町健康楽膳施設「こるぱ」の新たな指定管理者として、4月より再運営を開始し、町民並びに来訪者に食と健康に対する情報の提供やセミナーを行ってまいります。また、三方五湖遊覧船の来年4月のグランドオープンに向けて、運営体制の整備を行い、試験航行・PR運行の実施に向けて準備を進めながら、美浜町と若狭町にまたがる三方五湖エリアの観光資源のさらなる磨き上げと魅力の創造・発信の為に、サイクルスポーツイベントを含む各種イベントの企画・国内外に向けたPR活動に取り組んで参ります。

終わりに、延伸とはなりましたが2024年春の北陸新幹線敦賀駅開業を視野に、国内外に躍動する美浜の姿を発信する為、美浜町並びに町議会のご指導とご支援を仰ぎながら、会員一丸となって地域商工業の活性化を図るとともに、美浜町の観光を中心としたまちづくりを関係団体と連携を図りながら、着実に進めて参りたいと考えております。

関係各位におかれましては、今後とも、深いご理解とご支援・ご指導並びに当会員の更なるご利用・ご活用を賜ります様お願い申し上げます。

令和4年 6月吉日
美浜町商工振興会
理事長 竹長 徹

活動目的

本会は、会員の相互扶助の精神に基づき、会員のために必要な共同事業を行い、もって会員の自主的な経済活動を促進し、かつ、その経済的地位の向上を得るとともに、地域経済の活性化に寄与する。